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五十肩 二の腕が痛いのはなぜ?原因・セルフチェック・治し方・受診の目安を解説

五十肩で二の腕が痛いのはなぜ?肩ではなく腕が痛む理由

「肩が痛いと思っていたのに、実際には二の腕のほうがズキズキする…。」そんな経験はありませんか?

五十肩というと肩だけが痛くなるイメージがありますが、実際には二の腕の外側や肩から肘にかけて痛みを感じる人も少なくないと言われています。そのため、「これは本当に五十肩なの?」と不安になるケースもあるでしょう。

五十肩では肩関節だけでなく、その周囲の筋肉や腱、関節を包む組織に炎症が起こることで、痛みを別の場所に感じることがあると言われています。特に腕を動かしたときや夜間に症状が強くなりやすいことも特徴の一つです。

ここでは、五十肩で二の腕が痛くなる理由や、痛みが出やすいタイミングについてわかりやすく紹介します。

五十肩(肩関節周囲炎)とは

読者:「四十肩と五十肩って違う病気なんですか?」

答え:「実はどちらも同じ『肩関節周囲炎』を指すことが多いと言われています。」

四十肩・五十肩は、肩関節の周囲に炎症が起こり、痛みや動かしにくさが現れる状態の総称です。40〜60代に多く見られ、加齢による組織の変化や肩への負担などが関係していると考えられています。

はじめは肩の違和感程度でも、徐々に腕が上がりにくくなったり、服を着替える動作がつらくなったりする場合があります。痛みの感じ方には個人差がありますが、肩だけではなく二の腕まで痛みが広がることも珍しくないと言われています。

 

なぜ肩ではなく二の腕が痛くなるのか

読者:「肩の病気なのに、どうして二の腕まで痛くなるんでしょう?」

答え:「これは『関連痛(放散痛)』が関係していると考えられています。」

肩関節に炎症が起こると、その刺激が周囲の神経や筋肉を通じて広がり、本来炎症がない二の腕にも痛みを感じることがあると言われています。

特に上腕の外側は肩の筋肉や腱と密接につながっているため、痛みを感じやすい部位です。そのため、「肩よりも二の腕のほうが痛い」と感じる人も少なくありません。

また、炎症が強い時期には腕を少し動かしただけでもズキッとした痛みが出る場合があり、日常生活にも影響しやすいと言われています。

 

痛みが出やすいタイミング

読者:「どんなときに痛みが強くなりやすいですか?」

答え:「肩を動かす動作や夜間に痛みが出やすいと言われています。」

例えば、高い場所の物を取ろうとして腕を上げたときや、エプロンのひもを結ぶように後ろへ手を回したときに痛みを感じるケースがあります。また、服を着替えたり、髪を洗ったりする動作でも肩関節に負担がかかるため、症状が現れやすい傾向があります。

さらに、五十肩では夜間痛がみられることも特徴です。寝返りを打った瞬間に肩や二の腕へ鋭い痛みが走り、眠りが浅くなってしまう人もいると言われています。

「昼間はそれほどでもないのに、夜になると痛みが強くなる」という場合は、五十肩の特徴の一つに当てはまる可能性があります。ただし、似た症状が現れる病気もあるため、痛みが長く続く場合は整形外科などで相談することが大切です。

五十肩による二の腕の痛みの特徴と進行パターン

「二の腕の痛みが日に日に変わってきた気がする…。」そんなふうに感じている方もいるのではないでしょうか。

五十肩は、ずっと同じ症状が続くわけではなく、時間の経過とともに痛みや肩の動かしやすさが変化すると言われています。特に二の腕の痛みは、時期によって強さや感じ方が異なるため、「急に悪化した」「前より腕が動かない」と不安になることもあります。

ここでは、五十肩がどのような経過をたどるのか、それぞれの時期に見られやすい特徴を紹介します。

初期(炎症期)の特徴

読者:「最初はどんな症状が出るんですか?」

答え:「炎症が強い時期は、痛みが中心になると言われています。」

五十肩の初期は、肩関節の炎症が強く、肩だけでなく二の腕までズキズキとした痛みを感じることがあります。腕を動かしたときだけではなく、何もしていない安静時にも痛みが出る場合があるのが特徴です。

さらに、夜になると症状が強くなる「夜間痛」が現れるケースも少なくありません。寝返りを打っただけで目が覚めたり、痛みで眠れなかったりすることもあると言われています。

拘縮期(動きが悪くなる時期)

読者:「痛みが少し落ち着いたのに、今度は腕が動かないんです。」

答え:「それは拘縮期の特徴の一つと言われています。」

炎症が少しずつ落ち着くと、今度は肩関節が硬くなり、動かせる範囲が狭くなることがあります。この時期は腕を真上まで上げることや、背中へ手を回す動作が難しくなり、着替えや洗髪にも苦労しやすくなります。

強い痛みは和らいでも、二の腕の重だるさや違和感が続く場合もあり、「改善したと思ったのに動かしづらい」と感じる方も少なくないと言われています。

 

回復期の特徴

読者:「このままずっと動かないままなんでしょうか?」

答え:「回復期に入ると、少しずつ肩の動きが戻ってくると言われています。」

回復期では、二の腕や肩の痛みが徐々に軽くなり、肩関節の可動域もゆっくり広がっていきます。ただし、改善のスピードには個人差があり、数か月で楽になる人もいれば、1年以上かけて少しずつ回復していくケースもあるようです。

焦って無理に肩を動かすよりも、体の状態に合わせて少しずつ負荷を調整することが大切と言われています。

 

左右どちらにも起こる?

読者:「右肩だけ痛いんですが、左肩も同じようになりますか?」

答え:「多くは片側から始まると言われています。」

五十肩は、最初は右肩または左肩のどちらか一方に症状が現れることが多いとされています。ただし、時間が経ってから反対側にも同じような症状が現れるケースもあるようです。

すべての人に当てはまるわけではありませんが、片側が改善したあとにもう一方へ症状が出ることもあるため、日頃から肩に負担をかけすぎない生活を意識することが大切と言われています。

その二の腕の痛みは五十肩?セルフチェックと他の病気との違い

「二の腕が痛いから五十肩だと思っていたけれど、本当にそうなのかな?」と気になる方は少なくありません。実は、肩から二の腕にかけて痛みが出る病気はいくつかあり、症状だけで判断するのは難しいと言われています。

五十肩には特徴的な症状がありますが、腱板断裂や石灰沈着性腱板炎、頚椎症などでも似たような痛みが現れることがあります。そのため、痛みの出方や動かしにくさ、しびれの有無などを確認することが大切です。

ここでは、ご自身で確認しやすいポイントと、代表的な病気との違いについて紹介します。

五十肩セルフチェック

読者:「自分で五十肩かどうか確認できますか?」

答え:「いくつかの特徴を目安にすると、判断の参考になると言われています。」

例えば、腕を真上まで上げようとしても途中で止まってしまう、背中へ手を回してエプロンのひもを結ぶ動作がしづらい、といった症状は五十肩でよく見られると言われています。

また、夜中に肩や二の腕の痛みで目が覚めたり、腕を動かすたびにズキッとした痛みを感じたりすることも特徴の一つです。ただし、これらだけで五十肩と決めつけることは難しいため、症状が続く場合は整形外科などで相談することが大切と言われています。

 

腱板断裂との違い

読者:「腱板断裂とは何が違うんでしょう?」

答え:「腕の力の入り方や、ケガの有無が判断材料になると言われています。」

腱板断裂では、肩を動かそうとしても力が入りにくく、腕を持ち上げること自体が難しくなる場合があります。また、転倒や重い物を持ち上げたあとなど、はっきりした外傷をきっかけに症状が現れるケースも少なくありません。

一方、五十肩は徐々に痛みや動かしにくさが進行することが多く、肩関節全体の可動域が狭くなる傾向があると言われています。

 

石灰沈着性腱板炎との違い

読者:「急に肩が激しく痛くなった場合も五十肩ですか?」

答え:「急激な激痛では、石灰沈着性腱板炎の可能性もあると言われています。」

石灰沈着性腱板炎は、肩の腱にたまった石灰が炎症を起こし、突然強い痛みが現れることが特徴です。夜間でも眠れないほどの激痛になるケースもあり、肩をほとんど動かせなくなることもあるようです。

五十肩でも夜間痛はありますが、石灰沈着性腱板炎は発症が急で炎症が非常に強いことが多いと言われています。

 

頚椎症・頚椎ヘルニアとの違い

読者:「首が痛くて二の腕までしびれることもあります。」

答え:「その場合は首の病気が関係している可能性も考えられると言われています。」

頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアでは、首から肩、二の腕にかけて痛みが広がるだけでなく、手や指のしびれ、感覚の異常など神経症状を伴うことがあります。また、首を動かしたときに症状が強くなるケースも特徴の一つです。

一方で、五十肩は肩関節の動きによって痛みが誘発されることが多く、しびれが目立つケースは比較的少ないと言われています。症状の違いを把握しておくことで、早めの相談につながりやすくなるでしょう。

五十肩による二の腕の痛みを和らげる方法

「二の腕の痛みを少しでも楽にしたい」「早く肩を動かせるようになりたい」と思う方は多いでしょう。しかし、五十肩は痛みの時期によって適した対応が異なると言われています。

痛みが強い時期に無理をすると、かえって炎症が長引くこともあるため注意が必要です。一方で、痛みが落ち着いてきたら少しずつ肩を動かすことが大切とも考えられています。

ここでは、五十肩による二の腕の痛みを和らげるために意識したいポイントを紹介します。

急性期は無理に動かさない

読者:「痛くても肩は動かしたほうがいいですか?」

答え:「炎症が強い時期は、無理をしないことが大切と言われています。」

五十肩の急性期は肩関節の炎症が強く、腕を動かすたびに鋭い痛みが出ることがあります。この時期に無理をしてストレッチや筋トレを続けると、炎症がさらに強くなる可能性があると言われています。

痛みが強い日は安静を心がけ、肩に負担がかかる動作をできるだけ避けることがポイントです。特に高い場所の物を取る動作や重い荷物を持つことは控えたほうがよいとされています。

 

温める・冷やす使い分け

読者:「温めるのと冷やすのは、どちらがいいのでしょう?」

答え:「症状の時期によって使い分けることが大切と言われています。」

炎症期で熱っぽさやズキズキした痛みがある場合は、患部を冷やすことで痛みが和らぐことがあるようです。一方、慢性期に入り肩の動きが悪くなっている場合は、入浴や温熱で肩周辺を温めることで筋肉がほぐれ、動かしやすくなると言われています。

ただし、温めても冷やしても痛みが強くなる場合は無理に続けず、体の反応を見ながら取り入れることが大切です。

 

痛みが落ち着いたらストレッチを始める

読者:「肩はいつから動かせばいいですか?」

答え:「痛みが落ち着いてから少しずつ始めるのがおすすめと言われています。」

急性期を過ぎて痛みが軽くなってきたら、肩関節が硬くならないよう軽いストレッチを取り入れることが大切です。

代表的なのは、腕を自然に垂らして小さく揺らす「振り子運動」、タオルを使って肩の可動域を広げる「タオルストレッチ」、肩甲骨をゆっくり寄せたり回したりする肩甲骨運動です。

どの運動も、強い痛みを我慢して行うのではなく、「気持ちよく動かせる範囲」で続けることがポイントと言われています。

日常生活で気を付けたいこと

読者:「普段の生活で意識することはありますか?」

答え:「肩への負担を減らす生活習慣が大切と言われています。」

デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けると、肩周辺の筋肉が硬くなりやすいとされています。1時間に1回程度は肩を軽く動かしたり、姿勢を変えたりするとよいでしょう。

また、重い荷物を片側だけで持ち続けたり、急に激しい運動をしたりすると肩へ大きな負担がかかることがあります。睡眠中は痛い肩を下にしないよう横向きで寝たり、腕の下にクッションやタオルを入れて支えたりすると、夜間の負担が軽減する場合があると言われています。

毎日の小さな工夫を積み重ねることが、肩への負担を減らすことにつながると考えられています。

改善しない場合は要注意|病院へ行く目安と来院すべき科

「そのうち改善するだろう」と思って様子を見ていたものの、二の腕の痛みがなかなか軽くならない…。そんな場合は、一度整形外科などで相談することも大切と言われています。

五十肩は時間の経過とともに症状が変化することが多い一方で、似た症状を引き起こす病気が隠れているケースもあります。特に痛みが強い場合や、しびれなどほかの症状を伴う場合は、早めに状態を確認してもらうことが安心につながるでしょう。

ここでは、来院を検討したい症状や考えられる病気、病院で行われる主な検査について紹介します。

早めに病院を来院したほうがよい症状

読者:「どんな症状なら病院へ行ったほうがいいですか?」

答え:「普段の五十肩とは異なる症状がある場合は、早めの相談がすすめられています。」

例えば、夜間痛が続いて十分に眠れない状態が続く場合や、腕がほとんど上がらず日常生活に支障が出ている場合は注意が必要と言われています。

また、強い痛みが数週間以上続く、手や指にしびれがある、転倒やスポーツ中のケガをきっかけに痛みが始まった場合は、五十肩以外の病気が関係している可能性も考えられるようです。

「いつもと違う」と感じたときは、無理をせず相談することが大切と言われています。

 

二の腕の痛みの原因となることがある病気

読者:「二の腕が痛いと、必ず五十肩なんですか?」

答え:「実は、ほかの病気でも同じような症状が現れると言われています。」

二の腕の痛みは、五十肩(肩関節周囲炎)だけではありません。肩の腱が傷つく腱板断裂や、石灰がたまることで急激な痛みが起こる石灰沈着性腱板炎でも似た症状がみられることがあります。

さらに、頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアでは首から腕へ痛みやしびれが広がるケースもあります。そのほか、上腕二頭筋長頭腱炎では肩の前側から二の腕にかけて痛みを感じる場合もあると言われています。

症状だけで見分けるのは難しいため、自己判断だけで済ませないことが大切です。

 

何科を来院すればよい?

読者:「まずはどこへ相談すればいいでしょう?」

答え:「整形外科から相談するケースが一般的と言われています。」

肩や二の腕の痛みが続く場合は、整形外科が最初の相談先として選ばれることが多いようです。肩の専門的な評価を受けたい場合は肩関節専門外来、スポーツによる負担が原因と考えられる場合はスポーツ整形外科も選択肢になります。

また、肩の動きを改善するための運動指導やリハビリを受けたい場合には、リハビリテーション科が併設されている医療機関を選ぶケースもあると言われています。

 

病院で行われる主な検査

読者:「病院ではどんなことを調べるんですか?」

答え:「症状に合わせて複数の検査を組み合わせると言われています。」

まずは問診で痛みが始まった時期や生活への影響を確認し、その後、肩がどのくらい動くかを調べる可動域検査や徒手検査が行われることがあります。

骨の状態を確認するためにレントゲン検査、腱や筋肉の状態を見るために超音波検査が選択されることもあります。さらに、腱板断裂や頚椎の病気などが疑われる場合には、必要に応じてMRI検査が行われるケースもあると言われています。

検査を受けることで原因が明確になり、自分に合った対応を検討しやすくなるでしょう。

 

監修者情報

大島 景太

心身堂鍼灸整骨院・整体院グループ代表

大島 景太(おおしま けいた)

  • 国家資格所持:柔道整復師
  • 整骨院や鍼灸院などにて10年以上修行

整骨院などの勤務時代に、慢性腰痛以外にも腰痛が原因で寝たきりになってしまった方や、膝痛で歩行が困難になってしまった方など、さまざまな症例を経験。 症状の緩和だけではなく、痛みの「原因」に対する施術でその場しのぎではなく「根本的な改善」をご提案いたします。

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