首のツボとは?期待できる効果をわかりやすく解説
「首が重だるい」「肩までガチガチにこっている」「パソコン作業のあとに頭が痛くなる」そんな悩みを抱えている方は少なくありません。
そんなときに注目されているのが首のツボです。ツボ押しは昔からセルフケアの一つとして親しまれており、首こりや肩こりのケアとして取り入れている方も多いと言われています。
ただし、ツボを押したからといってすべての不調が改善するわけではありません。まずは首のツボとは何か、どのような効果が期待されているのかを見ていきましょう。
ツボ(経穴)とは何か
「そもそもツボって何ですか?」
そんな疑問を持つ方もいるかもしれません。
ツボとは東洋医学で「経穴(けいけつ)」と呼ばれるポイントのことです。体には経絡と呼ばれる流れがあり、その経絡上に存在する重要なポイントがツボと言われています。
現代医学で明確にすべてが解明されているわけではありませんが、古くから健康維持や体調管理のために活用されてきた歴史があります。
首まわりのツボが注目される理由
首は頭を支える重要な部分です。
近年はスマートフォンやパソコンを使用する時間が長くなり、首や肩に負担がかかりやすい生活環境になっています。
「気づいたら首が前に出ていた」
「長時間同じ姿勢で作業していた」
このような状態が続くことで筋肉が緊張し、不快感につながることがあると言われています。
そのため、自宅で手軽に行えるセルフケアとして首のツボが注目されています。
首のツボで期待できる効果
「ツボを押すとどんなメリットがあるの?」
このような疑問に対して、一般的には以下のような効果が期待されていると言われています。
- 首こりの緩和
- 肩こりの緩和
- 頭痛の軽減
- 眼精疲労のケア
- リラックス効果
特に首の後ろにある風池や天柱といったツボは、首や肩まわりの不快感に関連するツボとして紹介されることが多いようです。
また、デスクワークによる疲労感やストレスが気になる方にも活用されることがあります。
ただし、感じ方には個人差があるため、無理のない範囲で行うことが大切です。
ツボ押しだけで改善しないケースもある
首のツボはセルフケアとして活用されていますが、不調の原因によっては十分な変化が期待できない場合もあります。
例えば、
- 手や腕にしびれがある
- 力が入りにくい
- 強い頭痛が続く
- めまいを伴う
このような症状がある場合は、首以外の要因が関係している可能性も考えられます。
「ツボを押してもなかなか楽にならない」
「症状が長引いている」
そのようなときは自己判断だけで様子を見るのではなく、専門機関へ相談することも検討しましょう。
首のツボはあくまで日常のセルフケアの一つです。正しい知識を持って活用することで、首まわりのコンディション管理に役立つと言われています。
首こり・肩こりにおすすめの首のツボ
「首が重い」「肩までガチガチにこっている」と感じたことはありませんか?
そんなときにセルフケアとして活用されているのが首のツボです。首まわりには首こりや肩こり、頭の重だるさなどに関連すると言われているツボがいくつか存在します。
ここでは代表的な首のツボとして、風池・天柱・完骨・翳風・肩井をご紹介します。

・風池(ふうち)
「首のツボといえば風池」と言われることもあります。
位置
後頭部の髪の生え際付近にあり、首の中央から少し外側のくぼみにあります。
期待できる効果
首こりや肩こり、頭の重さ、眼精疲労のケアに活用されることが多いと言われています。
押し方
両手の親指を使い、やや上方向へ押し上げるように5〜10秒ほどゆっくり刺激します。呼吸を止めず、心地よい強さで行いましょう。
・天柱(てんちゅう)
風池の近くにある代表的なツボです。
位置
首の後ろにある太い筋肉の外側で、後頭部の生え際付近にあります。
期待できる効果
首や肩の緊張、デスクワーク後の疲労感のケアに利用されることがあると言われています。
押し方
両手の親指で左右同時にゆっくり押します。円を描くようにほぐすのもおすすめです。
・完骨(かんこつ)
耳の後ろにある骨の下に位置するツボです。
位置
耳たぶの後ろにある出っ張った骨の下側にあります。
期待できる効果
首の張り感や頭の重だるさのケアに用いられることがあると言われています。
押し方
人差し指や中指の腹を使い、やさしく圧をかけながら刺激します。強く押しすぎないことが大切です。
・翳風(えいふう)
耳周辺の不快感にも関連するとされるツボです。
位置
耳たぶのすぐ後ろにあるくぼみにあります。
期待できる効果
首まわりの緊張やリラックス目的で活用されることがあると言われています。
押し方
指先で軽く押し込みながら数秒キープし、ゆっくり離します。左右交互に行うとよいでしょう。
肩井(けんせい)
首から肩にかけての代表的なツボとして知られています。
位置
首の付け根と肩先を結んだ線のほぼ中央にあります。
期待できる効果
肩こりや首から肩にかけての重だるさのケアに用いられることが多いと言われています。
押し方
反対側の手で肩をつかむようにして押します。肩の力を抜きながらゆっくり刺激するのがポイントです。
これらの首のツボは、自宅で手軽に行えるセルフケアの一つとして活用されています。ただし、しびれや強い痛みを伴う場合は、ツボ押しだけで対応しようとせず、専門機関へ相談することも大切と言われています。
症状別におすすめのツボを紹介
首のツボといっても、実は症状によっておすすめされるポイントが異なります。
「首こりが気になる」
「肩まで重たい感じがする」
「パソコン作業のあとに目が疲れる」
このように悩みは人それぞれです。自分の不調に合ったツボを知ることで、日常のセルフケアに取り入れやすくなると言われています。
ここでは症状別におすすめされている代表的なツボをご紹介します。
首こりがつらいときにおすすめのツボ
「首の後ろが張って動かしづらい…」
そんなときには風池(ふうち)や天柱(てんちゅう)がよく紹介されています。
これらのツボは首の後ろに位置しており、長時間のスマートフォン操作やデスクワークで負担がかかった首まわりのセルフケアに活用されることがあると言われています。
入浴後など体が温まったタイミングでやさしく押してみるとよいでしょう。
肩こりがひどいときにおすすめのツボ
「肩が重くて仕事に集中できない」
そのような場合は肩井(けんせい)が代表的なツボとして知られています。
肩井は首の付け根と肩先の中間あたりにあり、肩まわりの緊張感が気になる方によく利用されていると言われています。
肩をすくめるクセがある方や、長時間同じ姿勢で過ごすことが多い方にも取り入れられることがあります。
頭痛を伴うときにおすすめのツボ
首こりや肩こりとともに頭が重く感じることはありませんか。
そのようなケースでは風池や完骨(かんこつ)が紹介されることがあります。
後頭部周辺の筋肉が緊張すると、頭部にも負担がかかる場合があると言われています。
ただし、強い頭痛や急な症状がある場合はツボ押しだけで判断せず、専門機関へ相談することも大切です。
眼精疲労が気になるときにおすすめのツボ
パソコンやスマートフォンを見る時間が長い方は、目の疲れを感じやすい傾向があります。
そんなときには風池や天柱が活用されることがあると言われています。
「夕方になると目がショボショボする」
「目の奥が重たい感じがする」
このような方は首や後頭部まわりの緊張も関係している場合があるため、無理のない範囲でセルフケアを行ってみましょう。
ストレスや自律神経の乱れが気になるときにおすすめのツボ
「なんとなく疲れが取れない」
「リラックスできない」
そのようなときには翳風(えいふう)や風池が利用されることがあります。
首まわりのツボは、リラックスを目的としたセルフケアとして活用されることがあると言われています。
深呼吸をしながらゆっくり刺激することで、心身を落ち着かせる時間づくりにも役立つかもしれません。
ただし、自律神経の乱れや不調の原因はさまざまです。症状が長引く場合は、ツボ押しだけに頼らず生活習慣の見直しや専門機関への相談も検討しましょう。
首のツボの正しい押し方とセルフケア方法
首のツボは手軽に取り入れられるセルフケアですが、「とにかく強く押せばよい」というものではありません。
せっかくツボ押しを行うなら、正しい方法を知っておきたいですよね。
ここでは首のツボを押す際のポイントや、首こり予防に役立つセルフケア方法についてご紹介します。

ツボ押しを行う前の準備
「すぐにツボを押しても大丈夫?」
そう思う方もいるかもしれません。
ツボ押しを行う前は、まず体をリラックスさせることが大切と言われています。肩に力が入った状態では首まわりの筋肉も緊張しやすいためです。
座った状態でも構いませんが、できれば背筋を軽く伸ばし、深呼吸を数回行ってから始めるとよいでしょう。体が温まっている状態のほうが行いやすいと言われています。
効果的な押し方のポイント
首のツボを押す際にはいくつか意識したいポイントがあります。
まず大切なのは強く押しすぎないことです。
「痛いほど効く」と考える方もいますが、過度な刺激は首まわりに負担をかける可能性があります。
また、呼吸を止めないことも重要です。ゆっくり息を吐きながら押すことで、体の力が抜けやすくなると言われています。
さらに、痛気持ちいい程度を意識することもポイントです。
「少し気持ちいいな」
「押されている感じが心地よいな」
そのくらいの強さを目安にすると続けやすいでしょう。
ツボ押しを行うおすすめのタイミング
ツボ押しはタイミングによっても取り入れやすさが変わります。
特におすすめと言われているのが入浴後です。体が温まり、首や肩の筋肉がやわらかくなっているためです。
また、就寝前に行う方も少なくありません。リラックスタイムの一環として取り入れやすいと言われています。
さらに、デスクワークの合間もおすすめです。
長時間同じ姿勢が続いたあとに軽く首を動かしながらツボを刺激すると、気分転換にもつながる場合があります。
首こり予防に役立つストレッチ
首のツボだけでなく、ストレッチも取り入れるとよいでしょう。
例えば首を左右にゆっくり傾けたり、肩を大きく回したりする動きは手軽に行えます。
急激に動かすのではなく、無理のない範囲でゆっくり行うことがポイントです。
ツボ押しとストレッチを組み合わせることで、首まわりのセルフケア習慣を続けやすくなると言われています。
日常生活で見直したい姿勢習慣
首こりは日々の姿勢が影響することもあります。
スマートフォンを見るときに顔が下を向いていたり、パソコン作業中に首が前へ出ていたりする方は少なくありません。
「気づいたら猫背になっていた」
そんな経験はありませんか。
画面の高さを調整する、定期的に立ち上がる、肩を回すなどの習慣を意識することで首への負担軽減につながると言われています。
ツボ押しだけに頼るのではなく、日常生活の姿勢もあわせて見直していくことが大切です。
首のツボの正しい押し方とセルフケア方法
首のツボは手軽に取り入れられるセルフケアですが、「とにかく強く押せばよい」というものではありません。
せっかくツボ押しを行うなら、正しい方法を知っておきたいですよね。
ここでは首のツボを押す際のポイントや、首こり予防に役立つセルフケア方法についてご紹介します。
ツボ押しを行う前の準備
「すぐにツボを押しても大丈夫?」
そう思う方もいるかもしれません。
ツボ押しを行う前は、まず体をリラックスさせることが大切と言われています。肩に力が入った状態では首まわりの筋肉も緊張しやすいためです。
座った状態でも構いませんが、できれば背筋を軽く伸ばし、深呼吸を数回行ってから始めるとよいでしょう。体が温まっている状態のほうが行いやすいと言われています。
効果的な押し方のポイント
首のツボを押す際にはいくつか意識したいポイントがあります。
まず大切なのは強く押しすぎないことです。
「痛いほど効く」と考える方もいますが、過度な刺激は首まわりに負担をかける可能性があります。
また、呼吸を止めないことも重要です。ゆっくり息を吐きながら押すことで、体の力が抜けやすくなると言われています。
さらに、痛気持ちいい程度を意識することもポイントです。
「少し気持ちいいな」
「押されている感じが心地よいな」
そのくらいの強さを目安にすると続けやすいでしょう。
ツボ押しを行うおすすめのタイミング
ツボ押しはタイミングによっても取り入れやすさが変わります。
特におすすめと言われているのが入浴後です。体が温まり、首や肩の筋肉がやわらかくなっているためです。
また、就寝前に行う方も少なくありません。リラックスタイムの一環として取り入れやすいと言われています。
さらに、デスクワークの合間もおすすめです。
長時間同じ姿勢が続いたあとに軽く首を動かしながらツボを刺激すると、気分転換にもつながる場合があります。

首こり予防に役立つストレッチ
首のツボだけでなく、ストレッチも取り入れるとよいでしょう。
例えば首を左右にゆっくり傾けたり、肩を大きく回したりする動きは手軽に行えます。
急激に動かすのではなく、無理のない範囲でゆっくり行うことがポイントです。
ツボ押しとストレッチを組み合わせることで、首まわりのセルフケア習慣を続けやすくなると言われています。
日常生活で見直したい姿勢習慣
首こりは日々の姿勢が影響することもあります。
スマートフォンを見るときに顔が下を向いていたり、パソコン作業中に首が前へ出ていたりする方は少なくありません。
「気づいたら猫背になっていた」
そんな経験はありませんか。
画面の高さを調整する、定期的に立ち上がる、肩を回すなどの習慣を意識することで首への負担軽減につながると言われています。
ツボ押しだけに頼るのではなく、日常生活の姿勢もあわせて見直していくことが大切です。
改善しない場合は要注意|病院へ行く目安と来院すべき科
首のツボ押しやストレッチはセルフケアとして活用されていますが、すべての首こりや首の痛みに対応できるわけではありません。
「なかなか良くならない」
「以前より症状が強くなっている」
そんな場合は注意が必要です。
首の不調の背景には筋肉の緊張だけでなく、病気が関係していることもあると言われています。無理にセルフケアだけで対応しようとせず、状態に応じた相談先を知っておくことが大切です。
早めに病院を来院したほうがよい症状
首こりや首の痛みとあわせて、以下のような症状がある場合は注意が必要と言われています。
- 手足のしびれ
- 力が入りにくい
- めまいを伴う
- 激しい頭痛
- 症状が長期間続く
「ただの肩こりだと思っていた」
「疲れが原因だと思っていた」
実際には別の原因が隠れているケースもあるため、症状が続く場合は専門機関への相談を検討しましょう。
首の痛みやこりの原因となる病気
首の不調に関連すると言われている病気はいくつかあります。
例えば、加齢による変化が関係する頚椎症や、神経を圧迫することがある頚椎椎間板ヘルニアがあります。
また、スマートフォンやパソコン作業の影響で見られることがあるストレートネックも首への負担につながると言われています。
そのほか、筋肉の緊張が関係するとされる緊張型頭痛や、ストレスなどが影響すると考えられている自律神経の不調も首こりと関連する場合があります。
何科を来院すればよい?
「どこへ相談したらいいのかわからない」
そんな方も多いかもしれません。
首の痛みやしびれがある場合は、まず整形外科が相談先の一つになります。
激しい頭痛や神経症状を伴う場合には、脳神経外科や脳神経内科が選択肢になることがあります。
慢性的な痛みが続いている場合には、ペインクリニックで相談されるケースもあると言われています。
病院で行われる主な検査
病院では症状に応じてさまざまな検査が行われます。
まず現在の症状や経過を確認する問診が行われ、その後に反射や感覚を確認する神経学的検査を実施する場合があります。
さらに骨の状態を確認するレントゲン検査や、神経や椎間板の状態を詳しく調べるMRI検査が行われることもあります。
整体・整骨院で相談できるケース
一方で、首の不調が姿勢や生活習慣に関連している場合は、整体院や整骨院で相談されるケースもあります。
例えば、
- 姿勢不良による首への負担
- 筋肉の緊張による首こり
- デスクワーク由来の不調
- 再発予防の体のケア
などです。
首のツボ押しを続けても変化を感じにくい場合は、日常生活の姿勢や体の使い方を見直すことも大切と言われています。